横浜飛天双○能によせて
プロデュース 大倉正之助
平成十二年八月八日東京は宝生能楽堂での飛天双○能は八年目を迎え、翁附五流五番能をもって伝統の極みに少しでも近づけたのではないかと思っております。
これに相対しまして、横浜飛天双○能(於 横浜能楽堂)は伝統的な演目や表現手法を踏まえながら様々な試みを展開しております。
そもそもケンタウロス(モーターサイクルクラブ)による能公演主催ということも能楽史上類まれ前代未聞の事です。
さて、二十一世紀を迎える平成十三年三月八日のプログラムは大倉流と和泉流の異流合同により狂言『武悪』と能『龍虎』より構成した能舞楽曲『龍虎幻想』の独創的な企画となっております。
今回異流合同を意図しましたのは、「今後は、世代や流儀などを超えて活躍する人々の個性が際立つ時代になるのではないか。」との思いからです。
また、山本、三宅 両家の若き狂言役者たちの弾けるような初々しさも併せてお楽しみください。
新しい世紀の始まりと、過去現在未来が一体となる伝統芸能の世界をご堪能頂きたく、心より皆様のご来場をお待ち申し上げております。